われと共に死せよ |
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われと共に死せよ
何の意味もなく生きて、意味なく死んで行く 「不条理」とはまさにこのような事態を意味するのであると、気づくのが遅いのか あるいは、なお気づいていないのか あるいは、何もないからこそ、生きることのすがたがよりよく見えるのだろうか そして死ということがなにか 死はなにもないということである なにもなかった原初にふたたびかえってゆくということを意味する 暗黒でもあったし、光の水辺でもあった 霽としる 世のゆめさりて すみれ咲く 谷間のゆきに 身をうずめつつ いきよ 死せよ やすらげここに 汝ら雛鳥たちよ シオン あなたの名において 主の名において 茜さす むらさき野ゆき しめ野ゆき 野守りは知らず 乙女のいのち 死せよ いきよ やすらげここに 汝ら雛鳥たち キュッヒライン 冷たい水の底の太陽? ああ、ご存じありません 悲しみよ、こんにちは いいえ、わたしはモーツァルトはあまり知りません われと共に死せよ 生きること 死ぬこと 怖れと恥辱の意味はないであろう 人はみなはだかで生まれ出た 死のときもまたはだかで この世を去るであろう 死のとき 生のとき シオン シオン なぜぼくを見捨てるのか? いや ぼくは君を見捨てることはない わたしは一体 何歳なのか これではまるで 子供か小学生ではないか いや、君が子供の訳はないだろう ノイア では何であると? サンダルフォンの乙女であると? それはシルウィーであって シルウィーは君を見捨てた オグドアスの夢は遠く 思えば このときは過ぎて行く かのときもまた過ぎて行く ごきげんよう,海の星
ごきげんよう 海の星 神のやさしきみはは 永遠のをとめにして 祝福うけし天のとびら Ave, maris stella Dei mater alma Atque semper virgo Felix caeli porta 君が名は 白百合の馨りをはなち レバノンの香柏は われらの永遠の婚席を形造る フォルマにしてフォルマ 純粋形相にして純粋形相 ネーデルラントの銀の刺繍レースに光る雪のみちを 雪の華の舞い落ちるなか 過ぎ去って行く ときを アエードーンの声 透明にして ケリドーンのうた 何時に変わらず悲しみに満ち フォーレのパヴァーヌは 過ぎて行く これはテレーズ これはアンナ これはシルウィー こちらはキャロリーヌ 美しき乙女たちよ 残酷な いまひとときを パヴァーヌ雅歌に舞えば舞え いまふたときを ヤンバルクイナと共に踊り過ぎぬ すみれ咲く 朝 きみを想い とはに とはに とはに よたび とはに マリー 鶯の聲がきこえますか? シオンはリザーナの湖にいます セシリアが死んだあの湖の岸で なべての思い出に 花の散りぬる 紫野ゆき 花野ゆき われと共に ゆきて死せよ いきよ 死せよ やすらげここに 光よ 喜びよ 鶯よ 乙女よ
光よ 喜びよ 永遠に変わりなき戀よ 鶯よ 乙女よ 雲雀よ あの方は やさしくわたしを抱いてくださった わたしの心は氷のようにかたくなだった 生きることも 死ぬことも 夢見ることも 目覚めることも シオンの虹の孔雀のうた 我が名は リュラー 古のスピンクスと共に 世をさりし 奏でる琴音に エオン来たりし クリストス 十字架にあってエオン去り エオンに呼びかけ叫ぶ 何故われを見捨てたまうや? 春夏秋と四季はうつり エオンの流れ たえることなし パンタ・レイとて パンダは霊ではない ヘーラクレイトスの名もまた万物流転 春の野にクローバーの香りが流れるなか 白い霧の向こうから訪れる 白馬の王子様 とて それはサファイヤ王女の間違いでは? サファイヤ王子がサファイヤ王女に戀をする エオン来たりて ナルシシスム エリ、エリ、レマ・サバクタニ いきよ 死せよ やすらげここに 光よ 喜びよ 永遠に変わりなき愛よ 乙女よ 雲雀よ 鶯よ われを受け入れ やすらぎたまえ |
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ HAGIAI
SANCTAE Miranda et Marie RA. 2005:0702:2140 |
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